私自身、小学生のころにファミコンを買ってもらえず、
なぜか家にあった PC6001 (CPUは超高速4MHz、RAMは大容量16KB!)で
N88 BASIC の本を見ながらインベーダーゲーム的な何かを
数時間掛けてコーディングしてはゲームをする日々、
という健康的な子ども時代を過ごしていたので、
IchigoJam のコンセプトにはそこはかとなくノスタルジーを感じている次第です。
・・・いや、私のことはどうでもよいですね。
個人的印象を抜きにすると、なかなかシュールな製品のようなので
少し紹介してみたいと思います。
コンセプト
製品コンセプトは
「プログラミングが最高の遊びだったあの頃を現代技術で再現!」
だそうです。
あ、やっぱりそうなんですね。
「こどもパソコン」と銘打ってはいるものの、本当のターゲットはこどもじゃないようで。
パソコンなのか?
起動すると BASIC の実行環境になっているようです。
当然ながら Windows のようなグラフィカルなOSはおろか、
Linux のようなコマンドラインOSすら、と言うか、
今どきのOSらしいOSなんて皆無。
これを「パソコン」と呼ぶ男気に脱帽です。
もしかしたら「こどもパソコン」だから「パソコン」ではない、という話なのかもしれませんが
大人用パソコンより遥かにストイック。
「あの頃」とやらの表現を使うなら「パピコン」ですね。
BASIC、、、だと?
プログラミング教育用と言いながらなんと BASIC。
いまどき BASIC を覚えたとして一体何の役に立つんでしょうか。
ただ、改めて何の言語なら良いのか考えてみると、なかなか難しいのも確かです。
C だと「ポインタとは」から始まるし
Java も「オブジェクトとは」だし、色気づいて Python 選んでも
記法が独特で初めての教育には向かなさそうだし。
PS/2キーボード
わざとなのか、DIP のはんだ付けだけで USB Host に対応するのが
無理があったのか分かりませんが、いずれにしても
PS/2 キーボードなんてまだ手に入るんでしょうか?
「Get Started Set」というフルセットですら
USB - PS/2 変換コネクタを使っているのが素敵です。
それにしても、組み立てキットが 1,500 円はなかなか魅かれます。
平安京エイリアンでも動かしましょうか。
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