2015年12月5日土曜日

ゼロからトースターを作ってみた結果

本屋で書棚から何やら強烈なオーラを感じて光の速さで購入してしまった一冊。

このブログでもラジコンの自作などの話を取り上げていますが
自作って一体何なんでしょう。

ラジコンを自作するために秋葉原に行っている時点で
それはもう自作ではないのかも。

「Arduinoでラジコンを自作してみたよ!」
って、Arduinoは自作していないじゃないですか。

「Arduinoも自作してみたよ!」
というレベルが私のブログの限界。
ATmega328pチップを自作していないじゃないですか!
Bluetoothドングルはおろか、ユニバーサル基板だって自作してない。
そもそも半田付けの「半田」って何からできているんだ。

この本では人類の工業史を青銅器時代まで遡って
地球から発掘できるものだけでトースターを自作しようと
試みるわけですが、結論から言うと「できるわけない」。



いや、青銅器時代の人には出来ていた訳だし、
合成樹脂の発明者ベークランドだって最初は実験室で
樹脂を作っていたはずなんだけれども。

工業っていうのは先人の努力の積み重ねの上に成り立っていて、
もう積み重なり過ぎて下の方だけ引っ張り出すのとか無理なんでしょう。
そんなこと気にせずに現代人は先に進めよ、と。

それだけだと自作厨涙目ですが、そう言った事実を再確認するために
自作厨は今日も自作するんでしょう。
食べ物のありがたみを理解するために小学生が学校農園をやるように。
きっとそうだ。そうに違いない。

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