AIRHOGS のビデオコプターは不自然なほどの低価格な上、
手のひらサイズでカメラを搭載しています。
以前は2,000円を切っていたのですが
やはり不自然だったようで徐々に値上がりしているようですが。。。
ちなみに、新品でも飛ばなかったり、2、3回飛んだと思ったら
ダメになったり、やはりと言うか何と言うか、コメントの難しい品質です。
そんな何とも微妙な商品ですが、部品取りとして考えると素晴らしいコスパ。
秋葉原でこれだけの部品をバラで集めようと思うとかなり骨が折れるのではないでしょうか。
と言うわけで、とっとと分解します。
本体カバーは精密ドライバーで開けられるのですが、
豆モーターなどはガッチリ嵌っています。
壊しても構わなければ、本体内部はニッパーで切り刻んで
バラしてしまうのが手っ取り早いです。
分解するとこんな感じになります。
構成している部品は次の通り。
- 赤外線コントローラ
- 赤外線受信機
- 小型カメラモジュール
- マイクロモーター3つ+ピニオンギア2つ
- リポバッテリー
赤外線コントローラ
赤外線なので距離は望めませんが、3チャンネルあります。
ラダー(左右移動)はありません。
- スロットル(上下移動)用の1軸アナログスティック
- ラダー(左右旋回)/エレベータ(前後移動)用の2軸アナログスティック
- カメラ操作用ボタン2個(動画と静止画のボタン)
- トリム調整用ダイアル
Arduino + 赤外線受信モジュールで赤外線コピーデバイスを作れば
コントローラの信号を拾えるので独自の受信機を作ることが可能です。
受信機の作り方についてはこのブログに載せるのを忘れているので、
いずれ書くようにします。
赤外線受信機
写真に2つ写っている基板のうち、小さい方が赤外線受信機です。
15mm x 30mm とかなり小さい基板に12mmの下駄を履いた
赤外線受信モジュールが付いています。
ただの受信機かと思いきや、Senodia SZ030H というジャイロを積んでいました。
Z軸周りの回転を抑制する自動制御が入っているのかもしれません。
http://www.senodia.com/en/Product/detail/id/1.html
基板の入出力系統は次の通り。
- GND
- コントローラのスロットルに対応するアナログ出力
- コントローラのエレベータ/ラダーに対応するアナログ出力 x 2個
ラダーの左右に対応して、それぞれ「スロットル+ラダー」と「スロットルーラダー」が出力されるはず。 - コントローラの静止画ボタンに対応するデジタル出力
- コントローラのビデオボタンに対応するデジタル出力
- 電源入力
小型カメラモジュール
スペックは低いですが、かなり小さいカメラモジュールが手に入ります。
45mm x 25mm 程度です。
- カメラ
画質はショボいですが小さいです。
動画で640x480です。 - SDカード
ビデオコプターの外側からはSDカードにアクセスできないのですが、
分解すると普通にマイクロSDが挿さっています。
サイズが128MBなので交換したいところです。
カードがスロットに接着されていますが、カッターを使って
丁寧に剥がしていくとSDカードを取り出せます。 - USB
micro B 端子です。
普通にSDカードをPCでマウントできます。 - スイッチ
3点スイッチになっていて中央がOFFです。
一方が電源ONで他方がストレージモード。
物理インターフェイスはリポバッテリーの接続用電源端子と、
それをそのまま出力する端子(赤外線受信機用)、
あとは赤外線受信機から受け付ける静止画モードと
動画モードの指定用端子。
モード指定用端子は適当な時間のパルスを受け取っているだけだと思われるので、
Arduino 等でパルスを出せば赤外線無しでの制御ができそうです。
前に紹介したWiiリモコンラジコン のArduinoに繋いでやれば
Wii リモコンからのカメラ制御も可能なはず。
マイクロモーター3つ
1つは15mm、1つは10mmです。
小さい方はエレベータ用なので最大回転数が小さいのではないかと思います。
大きい方2つにはピニオンギアが付いています。
軸系の小さいピニオンギアを手に入れるのは難しいので捨てずに残しておきます。
リポバッテリー
200mAh でした。
サイズは 30mm x 15mm です。
あとはピニオンギアに合ったギアが手にはいればラジコンになるはず。
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